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熊本のおもちゃ病院

Author:熊本のおもちゃ病院
私たち「熊本のおもちゃ病院」は熊本市内でおもちゃ病院を定期的に開院しているボランティアグループです。

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おもちゃを大事に使うワンポイント 〜 自己流修理はほどほどに

おもちゃを大事に使うワンポイントの今回は3回目です。
ちょっと誤解を招く表題かも知れませんが、ドクターとしての思いが伝わるよう丁寧に書いてみたいと思います。

修理で持ち込まれてくるおもちゃの故障の原因を調べたり修理したりしている時に、ベテランのドクターでも困難にぶつかって、他のドクターにも相談して結果的には何とか修理ができたとしても、お子さんがその出来栄えに満足してくれず残念がる表情を思い浮かべて申し訳なく思うことがあります。出来栄えというのは、おもちゃが再び楽しく遊べるよう元どおりに扱えたり動いたりするか?或いは修理作業によって消えないような新たな傷や汚れを付けていないか?というようなことです。

余り多くはないのですが恐らくお子さんのご両親か、もしくはおじいちゃんなどのご家族のどなたかがお子さんのためにと一生懸命修理を試みたけれども、結局は治らなかったために修理を依頼されたと思われる、明らかな”痕跡”が見受けられることが時々あるのです。そしてそのことが修理の出来栄えに影響が生じたり、修理を困難にしてしまう残念なことが実際にあるのです。

その痕跡の例をいくつか挙げてみます。
ネジの頭の+やーの溝が潰れかけていて、ドライバーを強く押し付けただけではうまく回すことができない
・ 装飾のために元から貼ってあったシールが一旦剥がされ、その後ボンドのような強い接着剤でガッチリと貼り付け直してある
・ 容器と蓋の合わせのような構造のおもちゃの、合わせ目の箇所の内側に付いている””(引っ張っただけでは簡単には外れないようにするための返しが付いているもの)が割れて破損している
・ 元々は、ネジで固定してあった箇所が強力な接着剤で固定してある
・ 明らかに一部の部品が足りず、組み立てても機能的にも形状的にも完成しない
複数の配線が外れていて、最悪の場合無くなっている
などです。

ネジの頭については、ネジが何とか外せさえすればネジそのものを交換することで事無きを得るのですがそうでない場合やその他は、元通りに綺麗に修復することはほぼ不可能になってしまいますし、妙なクセが後遺症として残ってしまうことも良くあります。

壊れたおもちゃを残念がるお子さんを見れば、その場でご両親やご家族が何とかしてあげたいと思うのは当然だし大変立派なことで、場合によっては工具を片手に奮闘されることもあるでしょう。その姿をお子さんが見ればきっと嬉しく頼もしく思うに違いありません。だからそれをやめて下さいと言うつもりは、毛頭ありませんし言う権利もありません。

ただ、ここでお伝えしたいのは、これはちょっと難しいな、手に負えないかも知れないなと少しでも思われたら、余り頑張らずその時点で潔く作業をやめて、元には戻さずむしろバラバラのままで全然構いませんので、一つの部品も無くならないよう丁寧に袋や箱などにひとまとめにしておもちゃ病院までご持参頂きたいのです。修理を依頼する方にとっては、それはバツが悪いことかも知れませんがそうして頂いた方が、よっぽど軽傷で綺麗に修理が簡単に済むことが多いのです。

但し、バラバラの場合は、どの部品がどこにどう付いていたのか、配線がどこにどう繋がっていたのかをお忘れにならないようメモしておいて、来院された時にご説明頂けるようにしておいて下さい。或いは、最もいいのは部品を一つ一つ分解するたびに写真を撮っておくことです。ベテランドクターの中にも記憶に頼らず毎回それを心がけておられる方もいます。今は、いつでも撮影できる便利なスマートフォンが普及していますしね。

それでも全てのおもちゃを、修理のご依頼を受けた時と区別がつかないほど綺麗に修理して修復できる訳ではありませんが、なるべくそうなるよう分解に取り掛かる時点からベストな方法を探っているのです。

でも、最後にひとこと言わせて下さい。
故障したおもちゃは、できる限り分解して修理などされないでオリジナルのままご持参頂くのが最も有り難いです。
使い方、遊び方に詳しいお子さんとご一緒であればこの上もありません。
よろしくお願い致します。
(文責 ドクター:つのだ)

おもちゃを大事に使うワンポイント 〜 充電式電池は自己責任で!

今回も前回に続いて”電池”についてのワンポイント、なんですが電池は電池でも”充電式電池”についてです。

充電式の電池は、消耗しても何度も繰り返し充電して使えるので、乾電池のように一度消耗すれば廃棄するようなことがなくお財布にも優しいエコな電池ですね。この頃は、100円ショップで電池だけでなく充電器も手軽に買えるようになって身近になりました。

充電式の電池は、以前はニッカド(Ni-Cd)、つまり電池内部の素材にニッケルとカドミウムという金属を使用したものが主流でしたが、ご存知のようにカドミウムは生物に対して(勿論人にも)毒性があるため製造するときも廃棄するときも特別な環境基準を守らねばならず、近年では特別なことがない限り使うことが敬遠されるようになりました。

それに代わって登場したのがニッケル水素電池(Ni-MH)です。ニッケルの他に水素を吸着して取り込んでしまう特殊な性質を持ちしかも生物に対しての毒性の懸念が小さい金属(何の金属なのかは企業秘密になってます)を使うことで環境を汚染しないために広く一般に流通して使われるようになりました。そして、充電式電池のメーカーは、繰り返し充電回数の多さ、最大発生できる電流の大きさ、充電できる電気の量、そして値段など、互いに良さを競うようにもなって用途や予算に応じた選択肢が増えて、却ってどれを選べばいいのか迷うようになってきました。

こういうことで充電式電池は、いいことづくめのようですが、その前にちょっと待って下さい!

おもちゃに使う時には注意しなければならないことがあるのです。というのは、ちゃんと充電したんだけどおもちゃがうまく動かないんです、ということで持ち込まれるケースがしばしばあるのです。こういう時に私たちは、いの一番にその充電式の電池を新品のアルカリ乾電池に交換してテストしてみるのです。すると、おもちゃの本体が正常ならばまず間違いなくちゃんと動くようになります。

さて、どうしてでしょう?

それは、しっかり充電してもニッケル水素電池の電圧は新品のアルカリ乾電池より低いから、なんです。

もし、実際にニッケル水素電池をお持ちであれば、ちょっと文字が細かいですが電池の表面の印刷をよーく見て電圧の表示を探してみてください。きっと"1.2V"と印刷されていると思います。では、アルカリ乾電池はどうでしょう?きっと"1.5V"と印刷されているはずです。ちょっとアルカリ乾電池の方が0.3Vですが大きいですよね?これは、電池1本の時ですので、では2本を直列に繋げたらどうなるでしょう?そうです、電車が連結されているみたいに縦に繋ぐのが直列でしたね。その時に電池2本が力を合わせて出せる電圧です。ニッケル水素電池は、そう、足せばいいんですよね、だから1.2+1.2=2.4Vとなります。では、アルカリ乾電池は1.5+1.5=3.0Vですね。どうですか?アルカリ乾電池の方が0.6V大きくなりましたよね?

何を言いたいかというと、使われている電池の本数が多ければ多いほどニッケル水素電池とアルカリ乾電池の電圧の違いは大きくなるんです。1本なら0.3Vの違いでも2本なら0.6V、3本なら0.9V、4本なら1.2V。4本だとニッケル水素電池1本分の違いになってしまいます。おもちゃにモーターが使われていると、その回り方の力強さには顕著な違いが出てくるほどの大きさです。

実は、この性質の違いの他にもニッケル水素電池は、電圧を測ってみただけでは消耗の度合いが分かりにくい、という性質も災いしていることがあるのですが、この話はちょっと難しいのでここでは横に置いておきます。

実は、ラジコンカー、ラジコンヘリ、ミニ四駆のような、高速で回転するモーターが使われていて電池の消耗が激しいおもちゃは別として(そんなに激しく電池を消耗するおもちゃにアルカリ電池しか使えないと、お財布の負担になりますもんね)、多くのおもちゃは充電式の電池を使うことを推奨していません。だからと言って使ってはいけない訳ではないのです。しっかり充電してちゃんと動く、鳴る、光るのなら使っても構わないのですが、その代わりおもちゃを使わないときはその度に電池を抜いておき、放電しきってしまうことによる電池の劣化や液漏れによる電極や基板の腐食などのトラブルに見舞われないように自己責任で注意して使って下さい、ということです。

ちなみにマンガン乾電池ですが、電圧は1.5Vあってアルカリ乾電池より安く手に入るのですがスタミナの点でアルカリ乾電池よりずっと劣りますので、特にモーターやマイコンが使われているおもちゃにはお勧めしていません。
(文責 ドクター:つのだ)

おもちゃを大事に使うワンポイント 〜 電池交換は全部一度にまとめて!

今後、「おもちゃを大事に使うワンポイント」を随時掲載して行くことにしました。ブログですから休眠させちゃもったいない、活用しないと、です。当院の経験豊富なベテランスタッフが受けた修理から、皆さんにも知っておいて頂けると修理しながらでもおもちゃを長く使い続けられるワンポイントを伝授して行きたいと思います。

今回は、その第1回目! 電池交換についてです。

え? 電池?…  はい、電池です。そんなの分かってるよ、と言われても電池です、基本中の基本なのに意外とご存知ないと言うか知られてないと言うか…。これ、小学校か、せめて中学校ででも教えてもらいたいくらいなんですがねぇ

ま、気を取り直して本題。
電池を使うおもちゃの動きが何となくおかしい、音が少し変、ランプの光り方が弱々しいなどと思った時に真っ先に疑うのは”電池の消耗”だと思います。ここで言う電池は、正確には”乾電池”のことですが。

当院にも受付で簡単に調べてみたら電池が消耗していることが分かって、テスト用の真新しい電池に交換するだけで治ってしまう、というのは実は大変によくあることなのです。まあ、それが分かると壊れてなくて良かったね〜と、その場が一気に和むので助かるのですが。

でも、その他のケースとしてあるのが一本一本の電池の消耗を調べてみると、まださほど消耗していないものもあれば、かなり消耗している電池もあって、それらが混ざって使われていることで動かない鳴らない光らない、ということもあるのです。

では、何故消耗度合いの異なる電池を混ぜて使うといけないのでしょう?
ちょっとくどいですが、分かりやすいように頑張ってお伝えしますので読んで下さい。

電池は、電気を作ったり溜めたりするものでその元気さを示すのが「電圧」というのは小学校でも習って皆さんご存知だと思います。乾電池は、1.5V前後だと新品かまだまだ元気ですね。でも、その一方で同時に「内部抵抗」というものを持っているものでもあるのです。ご存知でしたか?

「抵抗」、それは電気の流れを邪魔するものです。抵抗が大きくなれば電気の流れも小さく悪くなります。電池は、元々新品であっても抵抗を持っているのですが、最初はそれが小さいので気になりません。ところが次第に消耗して電圧が小さくなってくるとその抵抗は逆に次第に大きくなって電気の流れを邪魔する度合いが大きくなるのです。

そうなると、新品の電池に消耗している電池を混ぜて使うと、その消耗している電池が他の新品の電池からの電気の流れを邪魔してしまうことになって、折角の他の新品の電池の力を発揮することができなくなってしまいます。これが電池を交換するときは全て一度に交換するのをお勧めしている理由です。

でも、どれが消耗しているのか分からないし、全部交換するのはもったいないもん、と言った声もあるのも事実です。
そのような場合には、庶民の強〜い味方、100円ショップへGO!です。そして、電池チェッカーを探してみましょう。電気関係のコーナーにあるかも知れません。正確な電圧や内部抵抗を直接測ることはできませんがどれが消耗して(いて内部抵抗が大きくなって)いるのかを電池一本ずつ個別に知る目安にはなりますよ。

力持ちの単3又は単4アルカリ乾電池なら4〜5本で100円(税別)で買えるいい時代ですから、乾電池が消耗したら一度に全部を。お父さんお母さんの一服のお茶コーヒーより安い、かも?
どうぞお試しあれ〜
(文責 ドクター:つのだ)

スマホ、タブレット版のページへも最近の更新を反映しました

スマートフォン、タブレット版のページへも最近の更新内容を一括して反映しました。

★ 平成30年4月より北区北部公民館での開催場所と日程が一部変更になり、それまで第5土曜日のある月だけの開院を毎月第一土曜日の常設開院となります。ご注意の上、どうぞご利用下さい。
★ おもちゃ病院へのアクセスマップを新たに追記しました。どうぞご活用下さい。
(いずれも既にPC版のページでお知らせしている内容と同じです)

開院場所名に施設へのリンクを張りました。

開院場所名に施設へのリンクを張りました。

開院場所へのアクセス情報獲得をより容易にして当院利用の利便性をより改善するために、開院場所名にその施設の詳細情報を提供しているページへのリンクを張りました。

どうぞご活用下さい。

「おもちゃ病院へのアクセス」を新たに追記しました

「おもちゃ病院へのアクセス」を追記しました。

これまでの当おもちゃ病院のHPの活動場所の情報としては名称のみの掲載であり、おもちゃの修理を依頼したいと思っても初めての方にとってはその場所を別途マップで検索するか、修理を依頼したことのあるお知り合いの方に場所の詳細を尋ねるか、もしくは電話で直接問い合わせないと場所の詳細やアクセスのための道順が分からない、というご不便とご負担をお掛けしていました。

そこでこの度、新たに「おもちゃ病院へのアクセス」という項目を設けてそれぞれの場所ごとのマップ情報と、開院場所をご提供頂いている施設のHPへのリンクを併記掲載致しました。これにより初めての利用を希望されている方がアクセス情報を得るまでのご負担を軽減でき、利便性が改善できることを期待しています。
どうぞご活用下さい。

「活動場所と予定」の囲みの外を整理・修正しました

「活動場所と予定」の囲みの外の列挙を整理した上で”★スタッフ募集中!”を追記しました。

”★受け取りについてのご注意”は、”★修理と入院・受け取りについて”にまとめました
”★スタッフ常時募集中!”を追記しました

スタッフ募集中です!

当おもちゃ病院では活動にご協力頂けるスタッフを随時募集致しております。

おもちゃ病院の活動は、もちろん修理が中心となりますが何もそればかりではありません。修理のご依頼を受け付けて修理スタッフに手渡す前におもちゃの状況を簡単に確認して修理の要否を適切に判断し、修理が必要となった場合には受付票とともに修理スタッフに手渡す役割(実は、ここが意外と大変だったりします)、修理が完了したおもちゃをご依頼主の方に確実にお返しする役割、おもちゃの入退院など修理状況を把握・記録・管理する役割、こうした活動を広く皆さんに知って頂くための広報の役割など、これから活動が広く認知され修理依頼の件数が増えるに連れて役割の幅も広がって行くことが予想されます。

経験や技量の如何を問いません。難しい修理であってもベテランスタッフ皆さんの叡知を結集しながら協力して行いますので、道具や部品の持ち合わせがなかったらどうしよう、修理ができなかったらどうしよう、などと不安になる必要も全くありません。大変和やかで和気あいあいとした活動です。

報酬は、お子さんの笑顔とありがとうの一言だけのささやかな奉仕活動ですが、それが何物にも代え難い喜びとなることは間違いありません。また、もう遊べないと一旦は諦めてしまったおもちゃが、修理することで再び遊べるようになった時の喜びと感動、そして、ものを修理しながら長く大切に使い続ける心をお子さんの中に育むことにもなればこの上もないことです。

活動にご興味のある方は、いつでもお近くの会場に見学においで下さい。電話でのお問い合わせもお待ち致しております。老若男女大歓迎です。

”★受け取りについてのご注意”を追記しました

「活動場所と予定」の囲みの欄外に”★受け取りについてのご注意”を追記しました。

入院での修理が完了してから3ヶ月以上、もしくはご連絡がつかなくなったおもちゃについては当院の判断で処分することがありますのでご了承ください。具体的には、児童館など公共の施設に寄付したり、或いは他のおもちゃを修理するためのドナー(つまり部品取り用)として活用致します。これは、入院修理となったおもちゃが修理完了となったにも関わらず長期にわたって修理スタッフの個人宅に保管し続ける負担を軽減するための措置です。
なにとぞご理解のほど宜しくお願い致します。

(この記事は、”★修理と入院・受け取りについて”にまとめました (2018.02.08))

「活動場所と予定」が平成30年4月より一部変更になり、不便が緩和されます

活動場所と予定」が平成30年4月から一部変更になり、不便が緩和されます。

具体的には北区北部公民館が、平成30年4月より第1土曜日の開院に常設変更となり、それまで実施していた第5土曜日の活動は無くなります。
これにより北部公民館の開院は、他の会場と並んで毎月1回と頻度が多くなりますので、修理のご依頼と受け取りの不便が緩和されるものと期待しています。

どうぞご利用ください。

但し、平成30年3月31日(第5土曜日)の北区北部公民館の活動は、休回とさせて頂きますのでご了承の上お間違いのないようご利用下さい。